『ブレイク・ビーターズ』
監督:ヤン・マルティン・シャルフ
脚本:ルート・トーマ
出演:ゴードン・ケメラー、ゾーニャ・ゲルハルト、オリバー・コニエツニー、セバスチャン・イェーガー
その踊り(ダンス)は、自由、希望、僕らの全てだった―
1980年代、社会主義政権下の東ドイツで巻き起こった"ブレイクダンス"ブーム。多くの若者が路上で自由に踊るダンスに熱狂する中、政府は西側の文化を厳しく規制するもその勢いは止まらない。そこで打ち出された政策は、ブレイクダンスを"社会主義化"することだった!フランク率いるダンスチームは国家認定の芸術集団として人気を博していくのだが...。
当時、東ドイツではニューヨーク・サウスブロンクスのBボーイたちを題材とした米映画『ビート・ストリート』('84)が大ヒット。その自由な発想と表現に大きく影響を受けた東ドイツの若者たちはブレイクダンスやロボットダンスに熱狂し、路上で踊る彼らの姿が至る所で見られるようになる。そんな社会現象とも言える実話を基に描かれた本作は、ダンスを通して「自由」と「夢」を追いかけることの尊さを訴えたエンターテインメント作品として、ドイツ国内外で多くの反響を呼んだ。
2014年/ドイツ/90分/PG12/原題:Dessau Dancers/日本語字幕:金関いな
後援:ドイツ連邦共和国大使館 日本ストリートダンス協会
配給:アニモプロデュース